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看護研究のテーマはどうやって決めるのか

テーマの決定と概念枠組みの構成

看護研究に前向きに取り組むためには研究テーマが非常に重要です。どのように決めていけばいいのでしょうか。

テーマの決定と概念枠組みの構成

本当に知りたいことからテーマを探す

本当に知りたいことからテーマを探す

看護研究は仕事と並行して行われるため、忙しくて看護研究の時間が取れない、そもそも看護研究が苦手だ、という人も多いのですが、どうせなら前向きに楽しみながら研究を進めたいものです。そのためには日々の看護業務の中で感じた疑問や問題点など、自分が本当に「知りたいこと」を基に、研究テーマを見つけることが大切です。

疑問と研究デザインを照らし合わせる

疑問と研究デザインを照らし合わせる

まずは研究テーマを決めなければなりません。研究テーマを決めるためには、自分の疑問がどの研究デザインに当てはまるかを検討する必要があります。研究計画とは研究の青写真のようなもので、質問に対して何があるのかすらわからない「因子探索研究」、興味のある現象についてその内容や程度など全体像を把握しようとする「実態調査研究」、対象となる現象の原因を探ろうとする「関係探索研究」、比較することによって違いを明らかにしようとする「比較研究」、実際に行った看護の効果を確認する「準実験研究」、病棟での新しい取り組みを行う「実践報告」の6つのタイプに分かれています。

研究疑問に置き換える

研究疑問に置き換える

自分の疑問がどのような研究デザインに当てはまるのかを特定したら、研究タイプごとに定義された言葉で「研究疑問」に置き換えてみましょう。研究疑問とは研究の目的のことで、研究で明らかにしたいことを明記したものになります。

あらかじめ「答え」を用意する

あらかじめ「答え」を用意する

研究疑問が決まったら、その「答え」をあらかじめ用意しておきましょう。答えが全くイメージできないと、アンケートを作成することができません。最初に用意した「答え」が本当に正しいかどうか、調査を通じて確認するのです。ただし、「因子探索研究」はデータに基づいて「答え」を作るタイプなので、答えを用意する必要はありません。
もちろん自分なりの答えを出すことも大切ですが、他のスタッフや他職種、専門家に意見を聞いてみたり、文献で調べたりすることも重要です。
ここで得た答えを「概念枠組み」として書き留めます。概念枠組みとは、研究テーマに対する研究者の考え方のことです。概念枠組みには、「研究疑問」「研究疑問に対する答え」「研究疑問で使用する重要な用語の定義」「対象者の説明」が記述されており、研究計画の策定やデータ収集の際に役立ちます。
概念枠組みを設定することには様々なメリットがあります。看護研究のカリキュラムの内容を決定することができたり、研究事象に関する専門用語や知識の共有が可能になったりなどですが、これは研究の効率化につながるため、研究そのものの質を向上させることにつながります。

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